日々共に一緒に笑おう


腰から、肩まで。

バランスを取りながら、ゆっくり、ゆっくりと。



哲は、あー、だ、うー、だと呻いていたけれと。

せっかくだから足も踏んであげようと、背中から降りても、ぐったりと突っ伏したままだった。


腿の裏、ふくらはぎ、足首、足の裏。



「哲、痛くない?」

「……ん」



…やだ、可愛い。

眉間にシワ寄ってるけど、めっちゃ可愛い。


そうだよねぇ…
疲れたよねぇ……

だって、労働基準局に叱られそうなくらい働いたもんねぇ…。




……だいたい、部品メーカーが、不景気だからって部品の在庫持ってないのが悪いよね。

だから、作った時に一気に注文来ちゃうんだよ。


メーカーの癖に品物無いとか…ほんとあり得ない…。
 


< 288 / 462 >

この作品をシェア

pagetop