日々共に一緒に笑おう
起こすのは、可哀想。
順番でマッサージだったはずだけど、せっかく熟睡してるみたいだもん。
でも、このままじゃ、風邪引いちゃう。
私は仕方なく、そっと哲の部屋に行って。
哲の掛け布団を、抱えてきた。
電気を消しても哲は起きなかったから。
もそもそと哲の隣に横になって、掛け布団を、被る。
ちょっと床が硬いけど。
すり寄った私に身じろいだ哲は、寝返りを打って。
いつものように、私の腰を、引き寄せた。
ああ、寝てても抱えてくれるんだ? なんて。
私は妙に嬉しくて。
…内緒だよ?
そっと、そっと。
ピアスの光る唇に…キスを、した。
内緒だよ?
…ほんと、内緒だよ!?
~終わり~