日々共に一緒に笑おう


快く頷いてくれた彼女にとって、俺はどんな存在だろう。


知り合ってから、もう1年近く経つけれど。

未だに食事にすら誘えない自分を、もどかしく思っているだろうか?

せっかくちょうど、お昼にかかるような時間に、なるのに。





「……昼…さ」

「…ぅん? お昼?」



一緒にどうか、と誘いたくて。

ようやく、昼食はどうなってるのかと、もごもごと訊いた。





今日はお弁当箱に、昨日の余り物詰めて来たんですょ~、と笑う彼女を、それ以上どうやって誘えばいいのかわからずに。


「え、自炊!?……な訳ないか」


料理とか下手そうだよな、なんて。
つい、馬鹿にしたようなことしか、言えなかった。




「……失礼ですね…少しは自炊するし、そこそこ食べられますもん!」


「じゃあ味見させてよ、お弁当」


「……………いいです…けど」





…やった!!!

なんか偶然だけど、手作り弁当ゲットしたっぽい!?
 



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