日々共に一緒に笑おう
玄関の鍵は、閉まっていた。
外から入る防弾ガラスの扉は、いつでも鍵をかける。
階段を登り、初めて現れる、室内に通じるドア。
これは、普段開いていることも多い。
下の強化ガラスの扉を開けられるのは、俺と鷹野、宇田川と昌也。
そして、雅。
何もないとは思うが、やはり少し不用心かも知れない、と最近雅を残し出掛ける時には、閉じ込めるように鍵を掛ける。
俺か、鷹野、どちらかが帰るまでは。