日々共に一緒に笑おう
当たり前には、しちゃいけない。
ライブで会う度に、一緒に帰れると思ったら、駄目。
最初、彼女とその友達だと思った女の子たちは、ただの追っかけちゃん達だと聞いた。
それでも毎回、いつの間にか私のそばに立って、打ち上げに行ったり、食事に行ったり、送ってくれたり。
女の子たちは、どう見ているんだろう。
「…半分は真也目当てだから」
唇のピアスは、このくらいの笑みを乗せるのが、多分、この人にとって普通、くらい。
「半分は哲目当てじゃないの?」
「そうかも」
や…毎回……私が連れ去るみたいで申し訳ないよ。
たまには別の子、送ってあげなよ…。
私、ひとりで帰れるし。
「………仕事見つかった?」
…………人の話聞けよ!!
なんでいつも唐突なんだ!!