日々共に一緒に笑おう
誰にでもついて行く、私と。
赤い髪の、ボーカリスト。
なんでもいいなら、人足りないとこあるけど…来てみるか?
激安部屋付きの、肉体労働。
「…売春宿?」
「……今時あんの?そんなの」
私は。
もう、就職する気なんかなかったのだけれど。
親の脛かじるのは、なんだか嫌だと思っていたし、でも貯金はだいぶ無くなっていたから。
「行く」
この人の紹介してくれる所ならば、きっと大丈夫、だなんて。
職種も訊かずに、そう返事をした。
まさか、彼と同じ職場で。
彼の隣の部屋で。
まさか、結婚するような事になるなんて。
これっぽっちも思っていなかった頃の、こと。
~終わりw~