日々共に一緒に笑おう
「オムライスに…書くもの?」
「はい。何がいいですか?」
卵のパックをぺりぺりと開けながら、雅はにこりと、首を傾げる。
「…書かなくていいんじゃねぇか…?」
「え」
…書か…ない……?
と、思い切り怪訝そうに眉をひそめた雅の反応に、凱司も怪訝そうに首を傾げた。
「いや…ケチャップ…だろ?」
「はい」
「普通に掛ければ…いいんじゃないのか…?」
「普通…って言うと…LOVE?」
「……………いや…」
話が噛み合わねぇな、と凱司は苦笑する。
「こう…にょろっとな?」
「…にょろっと」
…LOVE?
「……鷹野には…そう書いてやればいい」
「はい!」
で、凱司さんのには何て書きますか?
ああ。
話が…全然噛み合ってねぇ…。