【短編】天然少女と博士君と。

蓮覇side







「矢部先生、ここ直してください。」

「了解。」


ああいわれてから古谷の研究室に通って
数週間が立つ。

古谷も人使いが荒い。
けど、悪いやつじゃないんだよな。

人を助けるために発明をしているこんなやつが
本当に悪魔に魅せられた者なのだろうか。


肝心なことは明日香いわないし。



「今度こそは完成した・・・!」

「本当か!?」

「はい、これで被害も収まるかと。」

「よくやった、古谷。」

「ありがとうございます。」


男同士のハイタッチ。
監視の役目だったはずなのに
友情育んじゃってるけど。





< 10 / 22 >

この作品をシェア

pagetop