For Blue

「そんなお互いに悲しいのは、もう終わりにしよう。
決めたんだ。僕が、君に会いに行くよ。

皆、bleu de jardineから出た人は誰もいないって言うけど、じゃあ、僕が一番最初になればいいって思ったんだ。

マナはここに来る度に、bleu de jardineは綺麗で羨ましいって言うけど、僕はマナはの住む下の世界にも興味があるよ。
見てみたいもの、触れてみたいものが沢山ある。

特に、bleu de jardineの中央広場の時計塔みたいに背の高い建物ばかりが集まった都市、摩天楼だっけ？あれを一度見てみたい。

なんて、本当はどこでもいいんだけど。
君と一緒に見れるならね。

あと、僕がそっちに行ったらどうか、時間なんて気にしないで欲しいな。
そうできるように仕事は一通り終わらせてきたんだ。

だからもし、マナが仕事で疲れてるならゆっくり休んで、それから沢山話そう。
マナが忙しそうなの、カイも気にしてた。

今まで君に沢山会いに来てもらって、沢山寂しい思いをさせた。
今度は僕が会いに行く番。
寂しい思いはもうさせないよ。


僕の想いは幻じゃない」