僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
この年まで彼氏も作らず過ごしてきた私、
それを心配したのか親戚のおばさんが縁談の話を持って来た。


初めは私も断っていたけど、母のことを出されると
私も強くは断れなかった。


『いつまで一人でいるつもり?
お母さんにいつまで心配かけるの?
お父さんが亡くなって、女手一つで育ててくれた
お母さんに恩返しをしたくないの?
心配かけたくないでしょ?
孫の顔を見せてあげたいでしょ?
早く結婚してお母さんを安心させてあげなさい!』


そう何度も何度も言われ続けた。

これは今に始まったことじゃなく、
何年も前から言われ続けて来たこと。


まるで自分が悪いことをして責められているように。


辛かった・・・


何よりもお母さんの話を出されることが。


< 108 / 364 >

この作品をシェア

pagetop