僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
私は柊哉のおかげで少しずつ自分を出せるようになった。
言いたいことも言えるようになったし、性格も明るくなった。


今思えば、私の考え過ぎなところもあったんだと思う、
普通に接すれば、みんなも普通に接してくれる。


私自身が、みんなとの距離を作っていたのかもしれない。



そして三年生になった頃には・・・


「こら男子! ちゃんと掃除しなさい!」


「わぁ、また天谷が怒った!
逃げるぞ!」


「待てぇー!!」


掃除をサボる男子達を箒を持って
追いかけるほどになっていた。


「弥夜ぉぉぉー! 頑張れぇー!」


「弥夜ぉぉぉ! 男子を捕まえてぇー!」


そして女子のみんなとも仲良くやれるようになっていた。


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