僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
これもみんな柊哉のおかげ・・・


柊哉があの時、私に声を掛けてくれたから、
私を見てくれていたから、私は変われた。


ドンっ!


「おわぁ!」


「いたっ!」


弥夜は人にぶつかり、飛ばされて尻もちをついた。


「いたたた・・・ 大丈夫・・・って、弥夜!?」


「柊哉・・・? いたたたっ・・・」


「何やねん、こんなとこ走って・・・」


「男子が掃除さぼるから・・・いたたたっ・・・
柊哉のせいで逃したやんかぁ~!!」


「はぁ!? 俺のせいか?」


「柊哉のせい!」


弥夜は柊哉を見てムッとした顔をした。


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