僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「あのっ!」


「えっ!?」


「聞いていいですか?」


「なに?」


「・・・単刀直入に聞きます!!
あなたは彩菜にたぶらかされたんですか!?」


「はぁ!?」


唐突な質問に男性は顔をしかめた。


聞いてしまった・・・・


柊哉は今からその答えを聞くことを耐えるためなのか、
拳をぎゅっと握りしめる。


「なんて!?」


「いや、だから・・・
あなたは彩菜にたぶらかされたのかと・・・?」


「たぶらかされた? どうゆうこと?」


「いや・・・あなたが彩菜にたぶらかされて、
付き合ってた彼女と別れたと聞いて・・・
それで彩菜にも捨てられたと・・・」


とても失礼なことを聞いてるのはわかっている。
けど、ちゃんと彼の口から聞きたい。


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