僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「まさか、弥夜から聞いた?」


「えっ? ああ、はい・・・」


「やっぱり・・・ 弥夜の奴、
まだあの日のこと誤解してるんか・・・」


お兄さんは呆れたようにフッと笑った。


「誤解・・・?」


「そう、あれは弥夜の誤解や。」


誤解ってどうゆうことや・・・?


「誤解って・・・?」


「俺と彩菜が抱き合ってたってこと聞いたんやろ?」


「あっ、はい・・・」


柊哉は『抱き合っていた』
というフレーズに胸がズキンっと痛んだ。



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