僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「でもなんか最近彼氏ができたんやろ?」


「えっ!?」


「結婚するとかって聞いたで」


結婚・・・
そうだ、彩菜は結婚するんだ・・・


柊哉の頭の中に公園で彩菜を抱きしめてる
男性の姿が思い浮かぶ。

あの人はお見合い相手、
昔から想ってる人じゃないはず。

じゃあ、その人のことはもう諦めたのか・・・?

「でも、その結婚も親戚が決めたことらしいな?
自分で決めたんじゃないって聞いた、
そうなん?」


ええっ? それは聞いてない・・・


「そうなんですか?」


「あれ? 君は知らんのか?」


「はい・・・」


< 179 / 364 >

この作品をシェア

pagetop