僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「なんか結婚せん彩菜に親戚がしびれを切らせたとかで、
親戚が無理やりお見合いさせたとか聞いたで」


無理矢理?


「でも、まぁ最終的に決めたんは彩菜やろうけどな」


最終的には彩菜が決めた・・・


「彩菜のとこはお父さんが早くに亡くなったやろ?
だからお母さんを安心させてあげたかったんちゃうかな?
早く孫の顔を見たいやろうし」


えっ!? それが理由で・・・?


「じゃあ、彩菜はおばさんのために結婚するんですか!?」


「えっ!?」


柊哉は男性に詰め寄った。


「彩菜はおばさんのために結婚するんですか!?
好きでもない人と?」


「それは・・・」


「そんなのおかしくないですか!?」


おかしい、そんなの絶対におかしい!
そんなんで好きでもない人と
結婚するなんて絶対におかしい!


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