僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「若いなぁ~・・・」


男性は柊哉の後姿を見ながらそう呟く。


「お兄ちゃん、ないよ?」


そうしていると弥夜が二階から下りて来た。


「ホンマ? おかしいなぁ・・・」


「あれ? なんで玄関開いて・・・!?
柊哉は? 柊哉の靴がない!」


弥夜がリビングへ向かおうとすると、


「ああ、その子なら帰ったよ」


「えっ!? 帰っ・・・た?」


「うん。」


「なんで・・・?」


「彩菜の話したら、飛び出して行った」


「彩菜・・・」


弥夜の目が大きく見開いた。


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