僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「あらっ? 柊哉くん、いらっしゃい」


おばさん・・・


おばさんの顔を見て、
『この人も彩菜を悩ませてる一人』
そう思うと一瞬戸惑った。


「鍵、開いてたよ?」


「あらそう? ごめんなさい。
もうすぐ彩菜が帰って来ると思って閉め忘れてた」


彩菜はいないのか・・・


「不用心やで」


「ごめん」


そう言って舌を出して笑うおばさん。



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