僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
おばさんはとても陽気な人で、
やさしいとても良い人。
おばさんが本当に彩菜が
好きでもない人と結婚することを
望んでるとはどうしても思えない。


何かの間違いじゃないのか?


でも彩菜に結婚するという話は嘘じゃない、
だったらやっぱり・・・


彩菜とちゃんと話をするしかない。


「柊哉くん、お茶入れようか?」


「いや、ええよもう帰るから。
ありがとう」


「そう?」


「おばさん、彩菜が帰って来たら
連絡するように言ってくれる?」


「うん、わかった」


俺はおばさんにそう頼むと家を出た。


玄関まで来て笑顔で見送ってくれたおばさん、
やっぱりすごく良い人だ。


彩菜はやっぱり自分で決めたんやろうか、
おばさんのこと思って・・・


彩菜、どこにおるねん・・・


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