僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
しかしそんな柊哉の悩みも
何だったのかと思わせるくらい
彩菜はいつもと変わらず普通だった。


まるで何もなかったかのように普通だったんだ。



次の日は会社を休んだと聞いて、
心配になった俺は彩菜の家に向かった。


彩菜はまだ悩んでいるんだろうか?
そこまで落ち込んでいたのか?
いや、俺が心配してることはそんことじゃない。

俺のしたことで彩菜は
傷ついてるんじゃないか?ってことだ。


不安だった。


あんなことをして傷つけて、
嫌われたんじゃないかと・・・


彩菜に会うのは怖かった。

でも俺がしたことだ、
会ってちゃんと謝るしかない・・・


俺は恐る恐る彩菜の家に入った。


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