僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「でもなんか嬉しかった。
彩菜も俺と同じなんやなぁと思って」


「同じ?」


「うん、俺も彩菜の彼氏に嫉妬してた。
今頃何してるんやろう?
抱きしめられたりしてるんやろうか?
キスとか、その先も・・・
考えれば考えるほど苛々して、おかしくなりそうやった」


「柊哉・・・」


「なんか女々しいよな?」


「ううん、そんなことない。 嬉しいよ」


「彩菜・・・」


柊哉が私のことで嫉妬してくれている、
それを聞けただけでうれしくて、
彩菜の顔から笑みがこぼれた。


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