僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
柊哉は弥夜の後を走って追い掛ける。


「弥夜! 待ってくれ!」


柊哉が呼び止めても弥夜は振り向きもせず走り続ける。


「弥夜!」


弥夜は階段を上へと駆け上がる、
柊哉もその後を追い掛け上った。


最上階まで来ると弥夜は扉を開け屋上へと出た。


「弥夜!」


柊哉も屋上へと出る、すると
弥夜が屋上の真ん中で背を向け立っていた。


「弥夜・・・」


「なんで追い掛けてくるの・・・?」


「えっ?」


「なんで?」


「それは・・・」


弥夜の強い口調に柊哉は言葉を返せない。


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