僕が恋した、13歳年上のお姉さん
別れの時 ~彩菜side~
「彩菜」
「んっ!?」
「これ都築さんとこに持って行って」
お母さんが持っていたのは、
さっき近所の人から貰った和菓子。
「ウチだけじゃ食べきれないからねぇ。
柊哉くん、和菓子も好きでしょ?」
「うん」
「あまり日にちがもたないみたいだから、
早く食べるように言ってね?」
「わかった」
お母さんも柊哉の好きなものは知っている、
それくらい長い付き合いだから。
それでも、そんな長い付き合いでも、
所詮は家族の様な感じでしかない、
それ以上は絶対に望まれない。
私たちの年齢の差が、きっと
そんな考え方にはならないんだ。
姉弟、その感覚がでしかないんだ。
なんか後ろめたいなぁ・・・
彩菜はそんな気持ちを母親に感じていた。
「んっ!?」
「これ都築さんとこに持って行って」
お母さんが持っていたのは、
さっき近所の人から貰った和菓子。
「ウチだけじゃ食べきれないからねぇ。
柊哉くん、和菓子も好きでしょ?」
「うん」
「あまり日にちがもたないみたいだから、
早く食べるように言ってね?」
「わかった」
お母さんも柊哉の好きなものは知っている、
それくらい長い付き合いだから。
それでも、そんな長い付き合いでも、
所詮は家族の様な感じでしかない、
それ以上は絶対に望まれない。
私たちの年齢の差が、きっと
そんな考え方にはならないんだ。
姉弟、その感覚がでしかないんだ。
なんか後ろめたいなぁ・・・
彩菜はそんな気持ちを母親に感じていた。