僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「26歳にもなったらええ大人や、
柊哉に今、何が大切かはわかってるはずや。
自分もそうゆう時期を
過ごして来てるんやからな、
それでも柊哉にそんなことをさすなんて、
俺はその人を信用できひん」


信用できない・・・


その言葉がまた彩菜の胸をズキンっと痛めた。


そうだ、私は何を考えていたんだ、
柊哉にはこれからが、未来があるのに、
私はそれを奪おうとしていた。

私なんかが柊哉の未来を止めちゃいけないんだ、
わかっていた、そんなことわかっていたのに・・・


柊哉に好きと言われて舞い上がってた、

『俺が守ってやる』

『ずっと一緒にいてくれ』

その言葉がうれしくて夢を見てしまっていたんだ。


柊哉のことも考えず、
自分の気持ちを優先していた・・・


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