僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
ガチャ。


「俺は冷静や!」


そのすぐ後、柊哉がリビングから出て来て、
二階へと駆け上がって行った。


「柊哉!」


柊哉を追うようにリビングを出る母親。


「柊哉・・・」


母親は柊哉が駆け上がって行った二階を見上げながら
心配そうに見つめていた。


「んんっ?」


すると、下駄箱の上に何か置かれていることに気付く。


「何かしら、これ・・・?」


でも誰が持って来たのかなんとなくわかった母親は
何かを感じたように玄関の扉を見つめていた。


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