僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「絶対そうや・・・
柊哉、おまえはヤッてしまったんやな・・・
とうとうヤッてしまったんやな・・・?
俺らに黙って、抜け駆けしてけ!
誰や、誰とヤッたんや!? 吐け!」


「ちゃ、ちゃうって! 
ホンマ何もないんやって!」


「ウソつくな! 俺は騙されんぞ!
ほらっ、はよ吐け!」


宣弘はものすごい勢いで柊哉の肩を激しく揺らす。


くっ・・・もう隠されんか・・・?


「ちょっと、止めなさいよ!」


んん!?


すると、そこに一人の女の子が
柊哉と宣弘の前に割って入って来た。


「朝からそんな下品な話して、最低!」


おおっ!


宣弘に追い込まれ絶望的な情況に追い込まれていた柊哉に、思わぬ助け船が現れた。


天谷弥夜(アマヤ ミヨ)
この女の子も同じ高校の同級生。


追い込まれていた柊哉の表情が、
希望を見つけたような表情に変わった。


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