僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
二人はワインで乾杯する。


「美味しい・・・」


「うん」


二人がワインの味に酔いしれていると、
あらかじめ登が頼んでおいたコース料理が次々と運ばれてきた。


「わぁ~美味しそう・・・」


「食べようか?」


「はい。 いただきます。」

彩菜は高級レストランにも関わらず、
両手を合わせて丁寧に挨拶した。


「ぷっ!」


「えっ? 何ですか?」


「レストランでそんなことする人、
初めて見たよ」


「えっ///」


彩菜は恥ずかしさで顔が真っ赤になった。


「いやでもいいよ。
そうゆう感謝な気持ち大切だからね」


登はそう言ってニコッ笑った。


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