僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「弥夜・・・」


弥夜の登場にホッと安堵の表情を浮かべる柊哉。


弥夜が来てくれたら宣弘を止めてくれる。


弥夜と宣弘は顔を合わせればケンカをする犬猿の仲、
いつもなら手が付けられなくて面倒だけど、
今日の弥夜はとても頼もしい存在に見えた。


「なんや弥夜か、おまえは黙っとれ!」


「はぁ!? あんた誰にモノ言ってんの!?」


「はぁ!? おまえじゃ、おまえ!」


「はぁぁぁ!?」


「あぁぁぁん?」


顔を近づけ睨み合う二人。


始まった始まった。


宣弘と弥夜の睨み合う視線の先に火花が散っている。




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