僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
警備員室へと連れて行かれた柊哉は、
警備員の人たちに囲まれ酷く怒られた。
しかし彩菜が裏で一声かけてくれていたのだろう、
一通り話を聞かれるとすぐに解放してもらえた。


「柊哉!」


「柊哉!」


晃と宣弘が柊哉の元に駆け寄る。


「晃、宣弘・・・」


「何やってんねんおまえは!」


晃が柊哉を怒鳴りつけた。

「すまん・・・」


「まあまあ、柊哉も反省してるし、
そんな怒らんと」


宣弘が間に入って晃を宥める。


「まったくあんなことして、
人の迷惑も考えろよ」


そうや、俺はなんてことを・・・
みんなに、彩菜に迷惑かけて・・・

俺、何やってんねん・・・


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