僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「おまえ、好きな人って彩菜ちゃんのことやったんか?」


えっ!? なんで知ってる?


「なんでそれを早く言わへんねん! 
彩菜ちゃんなら俺は大歓迎や!
なっ? 母さん」


「はい、もちろん」


はぁ!?


「自分の娘みたいに思って来たんですもん。
それが本当の娘になるんでしょ?
こんなうれしいことないわ」


本当の娘にはならねぇ、義理だ義理!

って、なんやねんこれ・・・?

どうなってるねん・・・


柊哉が状況を飲む込めずボーっとしていると、
母親がニコッと笑って口を開いた。


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