僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「柊哉くん・・・ 
でもあなたたち新婚なんだし、
こんなとこに住まなくても・・・」


「いいの、柊哉がそうしたいって決めたんだから。
柊哉はお母さんのこともちゃんと考えてくれてるのよ?」


「それはうれしいけど・・・」


「それに私は新婚なんだし、
お金もないんだから」


「お金ならあんたが持ってるでしょうが、
ずっと働いて来たんだから」


「それはダメなの!」


「なんで?」


「柊哉そうしたいって決めたから。
今は柊哉の思うようにさせてあげたいの」


「おばさん、すいません。
今はまだ給料も安い頼りない男だけど、
必ず彩菜とおばさんを守れる一人前の男になるんで、
もう少し待ってください。
今は金なくても、頑張って働いて
彩菜に不自由な思いはさせません、
必ず幸せにします。  
だからもう少し待ってください」


「柊哉くん・・・」


「柊哉、不自由のない暮らしとかそんなんは大丈夫だよ、
私は柊哉がいてくれたらそれでいいんだから」


「彩菜・・・」


「はいはい、ごちそうさま」


母親の言葉に柊哉と彩菜は顔を赤らめて微笑む。


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