僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「柊哉くん、私は何も心配してないわ。
柊哉くんなら彩菜を幸せにしてくれる。
それはわかってる。ただ頑張り過ぎないでね、
彩菜の大事な旦那様なんだから」


「おばさん・・・」


「彩菜をよろしくお願いします」


「はいっ!」


「それと、おばさんじゃなく、お義母さんね。
あっ、お姉さんでもいいわよ?」


「お母さん、それはあつかましいよぉ~」


「なんで? まだまだ若いでしょ?」


母親は自慢の胸を見せつける。


「お義母さん・・・」


柊哉は少し照れながらそう呟いた。


「柊哉・・・」


俺と彩菜と、お義母さん、三人で暮らして行くんだ・・・


俺はなんだか胸があたたかくなった。


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