僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「柊哉、冷えるよ?」


「あっ、うん」


風呂上りにベランダへ出て月を眺めていると、
彩菜が心配してベランダへ出て来た。


「綺麗ね・・・」


「うん・・・」


「柊哉、ありがとうね」


「えっ?」


「幸せにしてくれるって言ってくれて。 
それにお母さんのことも」


「ああ、うん。 でもなんか今更
特別なことを言ったという感覚はないんだ。
ずっと守って行くって、昔から思ってたから。
結婚っていう形で守る事になるなんて思ってなかったけど」


「そうだね・・・」


「彩菜、俺と一緒になってくれてありがとう」


「柊哉・・・」


「絶対に幸せにするから」


「うん」


彩菜はコクリと頷くと柊哉の肩にもたれ掛かった。


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