僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
月を眺めながら過ごす、二人だけの穏やかな時間・・・

いいなぁ~こうゆうの・・・


柊哉は月明かりに照らされる彩菜を見て微笑んだ。


「さっ柊哉、子供作ろうか?」


「えっ!?」


「さっ、中に入ってするよ?」


するよって・・・


「あ、彩菜! 何言ってるねん?」


「何って? 子作り?」


「おまえなぁ? もっとなんか言い方があるやろ?
恥じらいないんか?」


「恥じらいって・・・柊哉、
あなたはアラサーの女を相手にしてるんだよ?
今更恥じらいなんてないでしょ? 
若い子じゃあるまいし」


「いや、だからってなぁ? 
そうゆうのはどうかと?」


「何? 文句あるの? 
じゃあ恥じらいのある若い子に行けば?」


若い子に行けばって・・・


彩菜は口を尖らせそっぽ向いてる。


おまえ、その仕草十分、精神年齢は若いよ・・・


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