僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「で、若い子がいいの?」


「えっ!?」


「若い子がいいんでしょ?」


「そんなことは・・・」


「はっきりしなさいよ!」


「俺は彩菜がいいって!」


「だよねぇ~?」


眉間に皺を寄せ怒っていた彩菜が、
コロッと表情を変えニコッと笑った。


忙しい奴・・・


「柊哉、こうゆうの嫌?」


「えっ!?」


「私、ちゃんと恋愛して来てないから、
こんな風に男の人に甘えてみたかったんだ」


彩菜・・・


「ダメかな?」


彩菜は上目遣いで俺を見る。


うっ、めっちゃ可愛い・・・


「ええよ、別に・・・」


柊哉は顔を赤らめながら無愛想に答える。


「よかったぁ~」


彩菜は柊哉の腕に抱きついた。



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