僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「どうして・・・」


私は持っていたお茶を床に落とした。


「あっ、み、弥夜!」


「なんで・・・」


私は何が起こってるのかわからず、
一瞬頭が真っ白になった。


「弥夜、違うんや!」


お兄ちゃんは彩菜から離れて
私の方へと向かって来る。


「いや・・・」


「弥夜・・・」


「いやっ! 最低!」


「弥夜・・・」


私は手を伸ばしてくるお兄ちゃんを振り払うと、
彩菜の元へと駆け寄り腕を掴んだ。


< 50 / 364 >

この作品をシェア

pagetop