僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「弥夜、違うんや。 彩菜は・・・」


必死に言い訳するお兄ちゃん、
そんなお兄ちゃんを私は睨みつけた。


「弥夜・・・・」


「ううっ・・・」


涙が溢れてきて止まらなかった。


くやしくて・・・

くやしくて・・・


ただやさしい彼女さんの顔が浮かんで
涙が止まらなかった。


その後、お兄ちゃんと彼女さんは別れてしまった。



あの女のせいや、あの女さえいなければ、
今でもお兄ちゃんたちは・・・


あの女は最低な女や!
男をたぶらかす最低な女!
そして男は欲望に負ける最低な生き物! 

 
柊哉は絶対そんな風にはさせない、
あの女を絶対に柊哉には近付かせない!


柊哉は私が守るんや!


弥夜はそう心に誓った。


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