僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「だから、まだ男とは限ってないしさ、
仕事のことかもしれんやろ?
だからそう深く考えるなよ!」


「考えるわ!」


「えっ!?」


「考えるわ・・・」


柊哉は力なく言葉を吐くと俯いた。


彩菜が他の男でも・・・
そう思うと更に怒りが増してくる。


「柊哉? おまえまさか・・・
彩菜さんのこと・・・?」


なんだ、どうしてこんなに腹が立つ?
彩菜が誰かに弱みを見せてるかもしれない、
誰かに抱かれてるかもしれない、
そう考えるだけで、
どうしようもない怒りが込み上げてくる。


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