僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
弥夜はそっと柊哉に近付き、背中の服をそっと掴んだ。


「笑えるよな・・・?」


弥夜はまた首を横に振った。


「笑ってくれや、弥夜・・・」


「笑えないよ・・・」


「笑ってくれ、じゃないと・・・
なんかすごい惨めやわ。」


すると弥夜は柊哉の体にそっと手をまわし、
背中に抱きついた。


「笑わへんよ。
柊哉の本気を笑ったりせーへんよ。」


柊哉を抱きしめる弥夜の腕に力が入る。


弥夜・・・


「ありがとうな・・・」


柊哉はフッと微笑んだ。


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