僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「柊哉、私が見ててあげる。」


「えっ!?」


「柊哉が変な女に捕まらんように
私が見張っててあげるから。」


「はぁ!? なんやねんそれ?」


「いいから、見張っててあげる。」


「おまえは俺の監視役か?」


「そんなんじゃないよ、もっと・・・」


「えっ!?」


「もっと、大切な存在だよ・・・」


弥夜は柊哉に聞こえないような声で呟いた。


力なく座り込む柊哉を、弥夜はずっと抱きしめていた。



< 81 / 364 >

この作品をシェア

pagetop