花と雨の恋物語【短】
「えっ??いいよ・・・??」
花さんはとても驚いたように俺を見つめていた。
「ごめん。迷惑だった??」
「あ、ううん。全然。ただ、私はあんまり男の人と話した経験がないから・・・私と話してもつまんないと思うよ?」
「なに言ってんの。俺は花さんと話せれば、それでいいんだって。」
俺もそう言った後で、かなり赤面した。
自分だって、女の子と話した経験少ないくせに・・・・・。
俺ってば・・・・。
絶対軽いやつだと思われたよな。
「ふふふ。村上君て思った以上に面白い人だね♪・・・・あ、雨止んでる。通り雨だったみたいだね。じゃあ、私帰るね」
そう言って花さんは帰って行った。
俺はその場に残り、一人嬉しさを隠し切れないでいた。
やばい、俺。
これが恋ってやつなのかなぁ・・・・。