花と雨の恋物語【短】
「私は・・・あなたに相応しい相手ではありません。」
その言葉を聞いて、彼女を見つめた。
無理・・・・ってことだよな。
「そっか・・・・」
「それでも私を選んでくれるの・・・・??」
「え?????」
彼女の言葉は時に不思議だ。
俺をいつだって惑わすんだ。
「それってどういう意味・・・??」
「私、正直に言うと・・・・。大学に入った時から好きでした。いつも真剣に走っている姿を、あの花壇からお花と一緒に眺めてた・・・・。だから、憧れ続けてたあの人から、こうしてこんな事を言ってもらえてるってことが信じられなくて。現実じゃないみたいで。・・・・・どうしよう。」
「え!!!?」
花さんのまさかの告白。
ウソでしょ・・・・・。
俺は驚くしかなかった。
でも、そのあとにやってくる幸せいっぱいの気持ち。
やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!