花と雨の恋物語【短】






「私は・・・あなたに相応しい相手ではありません。」





その言葉を聞いて、彼女を見つめた。




無理・・・・ってことだよな。




「そっか・・・・」





「それでも私を選んでくれるの・・・・??」




「え?????」




彼女の言葉は時に不思議だ。



俺をいつだって惑わすんだ。



「それってどういう意味・・・??」




「私、正直に言うと・・・・。大学に入った時から好きでした。いつも真剣に走っている姿を、あの花壇からお花と一緒に眺めてた・・・・。だから、憧れ続けてたあの人から、こうしてこんな事を言ってもらえてるってことが信じられなくて。現実じゃないみたいで。・・・・・どうしよう。」




「え!!!?」


花さんのまさかの告白。




ウソでしょ・・・・・。




俺は驚くしかなかった。



でも、そのあとにやってくる幸せいっぱいの気持ち。




やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!








< 27 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop