花と雨の恋物語【短】
「花さん・・・・俺は花さんが好き。これからもずっと好き。俺の彼女になって」
嬉しくなった俺は、思わずもう一度告白してしまった。
「・・・はい」
花さんも、笑顔で返事をしてくれた。
俺って・・・きっと世界一の幸せ者だ。
「花さん・・・抱きしめるね」
気が付けば、雨はやんでいた。
人目なんか今は関係ない。
この何とも言えない幸せを・・・二人で感じたかった。
「くるし~~っ」
なんて言う花さんを、もっとぎゅっと抱きしめた。
雨が降って、偶然にも、花さんに出会った。
「偶然=運命」
俺はそう思う。