YUKI˚*
「合コン行こーよ!」
「お、いーねー」
いつもの仲良しグループでいたときのこと
こんな会話は、今までも何回もあった
「ね、ゆきとユリも行こっ!」
あたし達はいつもこうやって誘われるんだけど
「ごめん…あたし合コンとか興味ないし」
「うん、あたしも合コン行ったことないからー…」
決まって二人で断っていた
でも、この日は
「もー!あんたらいつもそーやってー!言ったでしょ?あんたら頑張ればイケんだから頑張りなさいよー!」
「そーだよ!そんなんだったらいつまでも男なんかできないよ?」
「若いうちが華なんだから!」
ズイズイとみんなの顔があたし達に詰め寄る
あまりのその迫力に圧倒されて
あたし達は
「「…はい。」」
この日は、負けてしまいました
どうして
よりによってこのときに
行くと言ってしまったのかな
運命は残酷?
ううん
こうなることが
運命だった
ねぇ
ユリちゃん?