恋愛小説
2.
「由佳!おはよ!!」
クラスの入り口に入ろうとした時、
亜由美が後ろからあたしの背中をぽんと叩いた。
「おはよー。亜由美は朝から元気ねえ。」
亜由美とあたしは4年ぶりに同じクラスになった。
しかも、席が隣同士。
高校最後の1年をまた亜由美と一緒に過ごせるのは、素直に嬉しい。
「あたしは朝型だもん。」
そういって笑う亜由美は、最近綺麗になったと思う。
だれか好きな人でも出来たかな?
「ねえ、由佳。最近元気ないんじゃない?」
ドキッ。
「・・・そうかな。」
見抜かれていたか・・・。
「そうよ。あたしの目をごまかそうなんて、あたしたちの友情を見くびってるわね。
何があったのか、正直に答えなさい。」
「別に、たいしたこと無いんだ。」
うそつき。すごくこたえてるくせに。
「ふーん。・・・ね、最近、優也さんとはちゃんと会ってるの?」
亜由美はあたしの顔をちらちら見ながら、かばんから教科書を出している。
「そうね、2週間前にドライブに行ったよ。」
「じゃ、それっきり!?」
「今、忙しいんだって、仕事が。あたしも、ちょっと自由にしたいの。今。」
「そう・・・。」
あたしもかばんから教科書を出した。
「・・・あのさ、人生長いんだから、色々あると思うよ。だから・・・まあ、元気だしなよ。」
亜由美はそういって立ち上がると、トイレにいってくると行って立ち去った。
あたしは、ため息をついた。
クラスの入り口に入ろうとした時、
亜由美が後ろからあたしの背中をぽんと叩いた。
「おはよー。亜由美は朝から元気ねえ。」
亜由美とあたしは4年ぶりに同じクラスになった。
しかも、席が隣同士。
高校最後の1年をまた亜由美と一緒に過ごせるのは、素直に嬉しい。
「あたしは朝型だもん。」
そういって笑う亜由美は、最近綺麗になったと思う。
だれか好きな人でも出来たかな?
「ねえ、由佳。最近元気ないんじゃない?」
ドキッ。
「・・・そうかな。」
見抜かれていたか・・・。
「そうよ。あたしの目をごまかそうなんて、あたしたちの友情を見くびってるわね。
何があったのか、正直に答えなさい。」
「別に、たいしたこと無いんだ。」
うそつき。すごくこたえてるくせに。
「ふーん。・・・ね、最近、優也さんとはちゃんと会ってるの?」
亜由美はあたしの顔をちらちら見ながら、かばんから教科書を出している。
「そうね、2週間前にドライブに行ったよ。」
「じゃ、それっきり!?」
「今、忙しいんだって、仕事が。あたしも、ちょっと自由にしたいの。今。」
「そう・・・。」
あたしもかばんから教科書を出した。
「・・・あのさ、人生長いんだから、色々あると思うよ。だから・・・まあ、元気だしなよ。」
亜由美はそういって立ち上がると、トイレにいってくると行って立ち去った。
あたしは、ため息をついた。