彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。
『…もうやだぁ、学校疲れる!』
「まぁまぁ、気にしないでおきなよ。すぐおさまるでしょ」
『うん…まぁね』
帰り道
亜優と夕焼けの中帰る。
「まぁ確かに、それはストレス溜まるよね…」
『分かる?だってワケわかんない。だって、あたし別に二人の事、ただの友達と思ってるし、それ以上は全然ない。ていうか、何なの?やってくる人々は、二人のなんだというの?二人の事を所有物とか思っちゃってる?違うよね普通。考えたら分かるよね?ていうか本人に告ってフラれる覚悟もねぇ奴がさ、なにこんな時ばっかり偉そうに言っちゃってんの?訳分かんない!!なんでそれであたしの学校生活メチャメチャにされないといけないの!?』
「友紀、落ち着けって」
『落ちつけない!!なんか、悔しいッ!』
イライラしたまま、ズンズンズンと歩く。
「友紀、ほら、家」
『あっ、ホント。…じゃぁねっ、亜優!』
最後、ちょっと投げやりになりながら亜優と別れる。
『づがれだ』
自分の部屋に行き、ベッドに倒れ込む。
『…やつあたりしちゃったかな』
ちょっとまずかったかも。