彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。

『…最初、アユミちゃんに声をかけたのは、罰ゲームだった。…その罰ゲームが、ナンパをしろ、で…誰でもよかったんだ、ちょうど良い感じに居たのが、アユミちゃんだったんだ』

「うん」

『初めて話したときから、ここまで交友関係を続けてきたよね。アユミちゃんと映画行ったり本探したり、すごく楽しかった』

「うん、あたしも」

『…でも。ごめん、ずっと嘘ついてた』



そう言って、あたしは唾を呑んだ。




『ごめん、…あたし、実は女なんだ!!』







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