彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。

「あはっ、あははっ」

『え?え?…な、なんで笑ってんの!?』

あたしこんなに真剣なのに!!


「あははっ、ははっ…!!ご、ごめんね」

アユミちゃんは一通り笑ったら、まっすぐな顔であたしを見る。






「――――じゃぁ次は、こっちの番、…か」



『え?』




「来て」





アユミちゃんに手をひかれ、ただ店に入っただけだったあたし達はレジを素通りして店を出た。


ドアの鈴に、見送られた。



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