彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。
#6 デートⅡ
あれから二日後
今日は月曜の登校日。
『うぅ…ん、眠い…、寒い…』
朝からもんのすんごく、寒い。
うぅぅ…。
でも今日は…ちょっと、可愛くしていこうかなぁ…?
…誘うだけだし、気合入れなくていっか。
あたしはのそっとベッドから起き上がり、1階へ降りてご飯を食べていった。
「友紀、ポニーテールなんて寒くないの?首すごい出ちゃうじゃない」
髪を結んでいると、お母さんにそう言われた。
『いいの、これが友紀ちゃんだからッ☆』
てへ!という効果音と共にウインクすると、お母さんは「はいはい」と笑った。
そう、小さい頃からこれだしねっ。
ポニーテールにして、前髪はピンで止める。
8:2くらいだけど、これがあたし!
亜優も、可愛いって言ってくれたし…。
地毛の茶色い髪の毛先をいじる。
『…よしっ』
自分で納得すると、鏡を離れてマフラーとカバンをとりにいった。