彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。

「みほさん、って誰ー?」

「お母さんの幼なじみの美歩-miho-さん。物ごころつく前からずっと一緒に居る親友なんだって」

『へー!すごいね、素敵だね』

「ホント、そうだよね。もう30何年間は一緒に居るんだよ?うらやましい」

「…いつかあたし達もこういう風に子供に誇らしく語られる存在になりたいね」

「……菜喜ィィィ!!!なるなる、絶対なるって!」

「う、わぁっ…ちょ、純香抱きつかないで」


そんな会話をして、純香の部屋に鞄を置き、キッチンへ行く。



とても整頓されているキッチン。




「さぁ、って…始めるか!」



純香の笑顔が、始まりの合図となった。




< 76 / 166 >

この作品をシェア

pagetop